第29回反核医師のつどい in 長崎
チラシ
日時:2018年11月3日(土・祝)〜4日(日)
場所:長崎 長崎原爆資料館ホール
本田孝也(反核医師の会・実行委員長)
メインテーマ:核兵器禁止条約の発効で長崎を戦争による最後の被爆地に
<概要>
11月3日、4日、長崎原爆資料館ホールで「第29回反核医師のつどいin長崎」を開催し、医師・歯科医師ら218名が参加した。
今回、初めて日本医師会が後援し、横倉義武会長から祝電が寄せられた。来賓として、田上冨久長崎市長、森崎正幸長崎県医師会会長、韓国反核医師会DANが挨拶を行った。
1日目の第一部「被爆証言」では、長崎被災協の田中重光会長が被爆体験講話、長崎県保険医協会の本田孝也会長(保団連理事)が長崎原爆の残留放射線、長崎民医連の松延栄治氏から被爆体験者聞き取り調査、高校生平和大使の取り組などそれぞれ報告があった。
次に、第二部「福島原発」では、「福島第一原発事故から7年-被害の構造を見つめて-」をテーマに、福島わたり病院医師の齋藤紀氏が講演を行った。
2日目は、IPPNW長崎支部(核戦争防止国際医師会議)と共催で、記念講演会を行った。「核兵器廃絶国際キャンペーン」(iCAN)の共同設立者・IPPNW共同代表で医師のティルマン・ラフ氏、日赤長崎原爆病院の名誉院長朝長万左男氏、長崎大学核兵器廃絶センターの中村桂子准教授の3氏が講演した。
ラフ氏は、核兵器条約は発効前から核保有国らに大きな影響を与えているという重要性を指摘。核兵器禁止条約発効に向け、医療人として運動を起こそうと呼びかけた。朝長氏は原爆の後遺症や心の傷はずっと続いていることを報告した。中村氏は、北東アジアの非核地帯の創設実現に向けた取り組みを進めていこうと呼びかけた。
最後に、参加者一同でアピール「長崎を戦争による最後の被爆地に」を採択した。
<11月3日 スケジュール>
13:30‐14:00 全体会(開会挨拶・メッセージ紹介)
14:00‐14:30 <第1部「被爆証言」>
@長崎語り部による被爆体験講話:田中重光氏 (日本原水爆 被害者団体協議会代表委員)
A被爆体験者聞き取り調査の報告:松延栄治氏 (長崎県民医連事務局)
B長崎原爆の残留放射線:本田孝也氏 (長崎県 保険医協会会長)
C高校生平和大使の活動紹介
16:45‐16:50 田上冨久長崎市長からのご挨拶
17:00‐18:15 <第2部「福島原発」>
テーマ:福島第一原発事故から7年 −被害の構造を見つめて−
講師:齋藤紀氏(福島わたり病院医師)
18:30−20:30 レセプション
<11月4日 スケジュール>
9:30−9:35 2日目開会・司会挨拶
9:35−9:40 森崎正幸長崎県医師会長からの挨拶
9:40−12:25 記念講演
テーマ:核兵器禁止条約の発効で長崎を戦争による最後の被爆地に
〔講師〕
ティルマン・ラフ氏(IPPNW 共同代表/ iCAN 共同設立者)
朝長万左男氏(日赤長崎原爆病院名誉院長)
中村桂子氏(長崎大学核兵器廃絶センター准教授)
まとめ
アピール採択
閉会