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第31回反核医師のつどい in 千葉

チラシ

日時:2021年10月30日(土)〜31日(日)
場所:オンライン開催

川村実(反核医師の会・実行委員長)

メインテーマ:核兵器禁止条約で房総の地から核兵器の暴走を止めよう!

<概要>

 第31回反核医師のつどいが、10月30日、31日の両日、オンライン(zoomウェビナー)で開催され、2日間で医師・歯科医師らのべ312人が参加した。昨年、千葉幕張での開催が予定されていたが、新型コロナ感染拡大で延期となり、初めて、フルオンラインでの開催となった。 シンポジウム「核兵器禁止条約発効後、核兵器廃絶に向けて求められるもの」をはじめ、多彩な講演が行われた。
 前2回に引き続き、日本医師会が後援し、中川俊男会長から祝電が寄せられた。

 1日目
 つどい実行委員長の川村実氏からの開会挨拶ののち、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)事務局長のベアトリス・フィン氏からのビデオメッセージが紹介された。
 、シンポジウム「核兵器禁止条約発効後、核兵器廃絶に向けて求められるもの」として、千葉県原爆被爆者友愛会会長の児玉三智子氏、関西学院大学教授の冨田宏冶氏、原水爆禁止日本協議会担当常任理事の前川史郎氏からそれぞれ報告いただき、質疑を行った。
 次いで、「Don’t Bank on the Bomb」の活動報告として、近畿反核医師懇談会DBOB プロジェクト事務局長の松井和夫氏から、DOBD 運動の現状と、金融機関に対する2回目の公開質問状への回答結果などが報告された。

 2日目
 2日目は「原発を考える」として3人が講演し、質疑を行った。
 筑波大学、福島大学の客員教授の青山道夫氏は「東電福島原発事故による海洋の放射能汚染」と題し、福島第一原発から出た放射能がどれだけであったか、どのように拡散していったかを詳細に報告された。
 元東電の炉心設計管理に携わられた、炉心専門家の木村俊雄氏は、「あの日、福島第1 原発でおきたこと」と題して報告された。
 原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也氏は、「今、福島から・分断と対立を乗り越えて」と題し、福島での「原発設置に反対する運動」の経過から、事故後10 年の課題について報告された
 最後に、参加者一同で「第31回反核医師のつどいin千葉アピール」を採択した。

<10月30日 スケジュール>

17:00‐17:15 全体会(川村実実行委員長あいさつ)
 ベアトリス・フィンICAN事務局長からのビデオメッセージ


17:15‐19:45 シンポジウム「核兵器禁止条約発効後、核兵器廃絶に向けてもとめられるもの」

「被爆の実相、被爆者の願い」児玉三智子 氏(千葉県原爆被爆者友愛会会長)


「TPNW発効後、核兵器の廃絶に向けて求められるもの」

冨田宏治 氏(関西学院大学教授)

「原水爆禁止世界大会の意義と運動の方向性、若者へのメッセージ」

前川史郎 氏(原水爆禁止日本協議会担当常任理事)


19:45‐20:00 「Don’t Bank on the Bomb」の活動報告

松井和夫 氏(近畿反核医師懇談会DBOB プロジェクト事務局長)



<10月31日 スケジュール>

9:00−11:50 「原発問題を考える」


講演『東電福島原発事故による海洋の放射能汚染』

青山道夫 氏(筑波大学アイソトープ環境動態研究センター客員教授)


講演「あの日、福島第一原発でおきたこと」

木村俊男 氏(元東京電力職員)


講演「今、福島から・分断と対立を乗り越えて」

伊東達也 氏(原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員・いわき市民訴訟原告団長))


11:50−12:00 まとめの全体会

アピール採択

閉会