米国の臨界前核実験に断固抗議する
2006年8月31日
核戦争に反対する医師の会
代表世話人 児島 徹
代表世話人 山上 紘志
米国エネルギー省は、30日、西部ネバダ州の地下核実験場において、ブッシュ政権下では10回目、2004年5月以来、通算23回目となる臨界前核実験をおこない成功したと発表した。
今回の臨界前核実験が、新型核開発の一環であることは明らかであり、核兵器のない平和で公正な世界を願う世界諸国民への挑戦といわなければならない。
われわれは、世界で唯一の被爆国の医師・歯科医師・医学者として、臨界前核実験を強行したことに対し、怒りをもって抗議する。ただちに全ての核実験を中止し、核廃絶にむけた「明確な約束」の実行を強く要求する。世界と日本の核廃絶を願うすべての人々とともに、核兵器のない世界を実現するために、力を合わせることを表明する。