2007年4月18日
伊藤一長市長の訃報に接して
伊藤一長市長の訃報に接し、心からのご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様および長崎市民の皆様に心からの哀悼の意を表明します。いかなる理由があろうとも、テロ行為は許し難い蛮行です。人命を守る医師の立場から、われわればこのような行為に対し厳しく糾弾するものです。
伊藤市長は、被爆地長崎の代表として、世界に核兵器の廃絶を訴え、運動の先頭に立ってこられました。核兵器のない世界のために果たされていた伊藤市長の役割はかけがえのないものでした。また、市長は、毎年開催している核戦争に反対する医師・医学者のつどいへ温かい連帯と激励のメッセージを寄せられました。
どのような理由があろうとも、今後、テロ行為を許さない国民的世論と日本政府の厳格な対応を求めます。
捜査当局に対しては、徹底した原因の究明と、三度このようなテロ行為をくり返させないよう強く求めたいと思います。
あらためて深い弔意を表明するとともに、伊藤市長の志を受け継ぎ、核兵器廃絶のために全力をあげる決意です。
核戦争に反対する医師の会
代表世話人 児島 徹
代表世話人 中川 武夫
代表世話人 山上 紘志