核に関する緊急要請書

核戦争に反対する医師の会では、8月30日投票でおこなわれた衆議院選挙の結果をうけて、各政党へ核兵器に関する緊急要請書を送付しました。そのうち民主党への要請書をご紹介します。


民主党
代表 鳩山悠紀夫 殿

2009年9月
核戦争に反対する医師の会 代表世話人 児嶋徹 中川武夫 山上紘志

核兵器に関する緊急要請

 21世紀の日本の進路を決める先の衆議院選挙の結果をうけて、日夜ご奮闘のことと拝察いたします。
 私たち核戦争に反対する医師の会は、核戦争に反対し、核兵器廃絶をもとめる全国の医師、歯科医師、医学者が参加する団体です。
 衆議院選挙前に、貴党が本会の実施した「核に関する政党アンケート」にご協力いただいたことにあらためてお礼申し上げます。その中で貴党は、「今回の総選挙で貴政党は『核廃絶』を選挙公約やマニフェストなどで積極的に取り上げますか」との質問に、「取り上げる」とのご回答をいただきました。
貴党のかかげた総選挙政策では、「核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去する」とし、「北東アジア地域の非核化をめざす」「包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効やカットオフ条約(兵器用核分裂性物質生産禁止条約)の早期実現に取り組む」「2010年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議において主導的な役割を果たす」などが提案されていることに賛意を表明します。
選挙結果をうけて、被爆国の政府、政権与党として、一日も早く公約を実現されるよう心から期待しています。