米国原子力空母の横須賀基地配備について
2008年9月26日
核戦争に反対する医師の会
代表世話人 児島 徹
代表世話人 中川 武夫
代表世話人 山上 紘志
25日、米海軍は、原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備を強行した。
今回配備された原子力空母ジョージ・ワシントンは、5月に深刻な火災事故を起こし、さらに原子力艦船の放射能漏れも発覚したが、こうした事故についてのまともな情報公開もせず、地元住民への説明会の開催も拒否したままである。横須賀市民はじめ国民の原子力空母の安全性に対する不安と不信は頂点に達しているなかでの配備である。
そもそも、原子力空母の配備は、日本をアメリカの先制攻撃戦略に基づく侵略と干渉の出撃拠点としていっそう強化するものであり、また、3千万人もの居住する首都圏に動く原子力発電所を設置することに等しく、住民のいのちと安全に重大な危険性を及ぼす恐れのあるものである。
私たち核戦争に反対する医師の会は、平和のためにも、日本国民のいのちと安全のためにも、原子力空母の配備の撤回を強く要求する。