米国の未臨界核実験に抗議する
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日早朝、米国が昨年9月以来の未臨界核実験を強行したことに対し、怒りをもって抗議する。今回の核実験は、ブッシュ政権下では8回目、97年以来、通算21回目となる。米国は、2000年のNPT再検討会議で核兵器廃絶の「明確な約束」に合意しておきながら、核実験を幾度となく強行してきた。先ごろおこなわれた
NPT再検討会議準備会議において、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)のロナルドマッコイ会長は、今こそ、核保有国とNPT加盟非核保有国が、広島と長崎の「ヒバクシャ」の声に耳を傾け、学び、核兵器を廃絶し、また核保有の意志を捨て去ることを強く要請することを表明した。我々は、世界で唯一の被爆国の医師・歯科医師・医学者として、直ちに全ての核実験を中止し、核廃絶にむけた「明確な約束」の実行を強く要求するとともに、
2005年の被爆60周年、NPT再検討会議にむけ、世界と日本の核廃絶を願うすべての人々とともに、力を合わせることを表明する。2004
年5月26日「核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい」
代表世話人 児島 徹
代表世話人 松井 和夫