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反核医師・医学者のつどいin鹿児島に325

核はもうSAIGODONな兵器もいりもはん!!

 核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどいin鹿児島」が1121日、22日、鹿児島市内で開催されました。

「核はもうSAIGODONな兵器もいりもはん!!」をテーマに、講演やシンポジウムなどがおこなわれました。

つどいには、保団連の住江憲勇会長、山上紘志副会長、鹿児島県保険医協会高岡茂会長など、全国から医師、歯科医師117人、医学生30名など325人が参加。来年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議や8月のIPPNW(核戦争防止国際医師会議)世界大会にむけた運動方向について深め合あいました。

 初日は、「核兵器のない世界へ」を題して日本軍縮学会会長で大阪女学院大学教授の黒澤満先生が学習講演をおこなった。黒澤先生は、この間の米国のオバマ大統領の演説や核大国の核軍縮政策と世界の動向をふまえ、核廃絶にむけた世論形成の重要性を述べました。続いて、日赤長崎原爆病院院長でIPPNW日本支部長の朝長万左男氏が特別講演をおこない、原爆投下半世紀を経てなお続く原爆後障害の実態を生々しいデータで紹介したうえで、核廃絶にむけた医師の役割の重要性を強調しました。

 その後の全体会では、児島徹代表世話人がこの間の情勢と一年間の主な活動、今後の活動方針案などについて提案。また、「鹿児島高校生1万人署名」や「原水爆禁止世界大会参加」の報告、学生部会の報告などがおこなわれました。

2日目には、鹿児島大学法文学部教授の木村朗氏、鹿児島県原爆被爆者協議会の田中登氏、鹿児島県原水爆禁止協議会議長の荒川譲氏の3人よる「平和・憲法・核問題を考える―今できること」と題したシンポジウムがおこなわれました。

まとめの全体会では、来年度開催の代表が挨拶したあと、最後に、「人類を破滅させる核戦争はもうSAIGOに! DONな兵器も地球上からなくしましょう(いりもはん)!!」とよびかえるアピールを採択し閉幕しました。

来年の第21回つどいは、9月に奈良市内で開催予定です。