核の傘はいらない はばたけ平和憲法
第17回核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどいIN横須賀を開催
○日時:2006年10月21日(土)〜22日(日)
○場所:神奈川県横須賀市・湘南短期大学
○参加者数:163名
第17回核戦争に反対し核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどいが10月21日、22日の両日、神奈川県横須賀市の湘南短期大学で開催されました。千葉、茨城、群馬、埼玉、東京、神奈川、山梨などの反核医師の会などでつくる実行委員会が主催したもので、今年のテーマは、「核の傘はいらない はばたけ平和憲法」。
全国から医師、医学生ら163人が参加しました。
つどいでは1日目に、広島で被爆3日目に「チンチン電車」を走らせて市民を励ました広島電鉄の女子運転士を記録したドキュメンタリー番組「チンチン電車と女学生」を上映、その番組の製作者でフリーディレクターの堀川恵子さんが記念講演をおこないました。堀川氏は番組制作にかかわる中で「若い人にどうしたら見てもらえるか、一方で(視聴率の)数字を犠牲にしても伝えなければならないことをどう伝えるか、そのはざまでたたかいつづけている」と広島を原点に映像製作に取り組む思いなどを語りました。
続いて、地元横須賀市の「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」共同代表で弁護士の呉東正彦氏が特別講演をおこないました。
呉東氏は、原子力空母母港化の軍事的役割、原子炉事故による放射能災害など環境汚染の危険性について、米国の海軍基地で発生した緊急停止事故の記録などを使って検証。そのうえで、蒲谷亮一市長が「原子力空母ノー」の公約をやぶり「容認」したことを批判、「地方自治法がうたう住民投票で住民の意思を示そうと取り組んでいる」と報告し、全国からの激励、支援を訴えました。
2日目には、の4つのテーマでの分科会を開催。全体集会の最後には、「平和憲法を守り、米国の原子力空母の横須賀母港化をしない、被爆行政を真に心が通った暖かいものにすることを要請し、北朝鮮の「核実験」実施に強く抗議するとのアピールを採択しました。その後、チャーター船による米海軍横須賀基地の見学行動をおこないました。
★基調提案
★記念講演、特別講演、各分科会の様子はこちらから(クリック)