設立趣旨
広島、長崎に原爆が投下された直後より、我々の先輩の医師達は自ら傷つきながらも献身的に犠牲者の治療にあたりました。全国からも、たくさんの医師が応援にかけつけました。
しかし、余りにも多数の犠牲者、役に立たない医療器械、皆無に等しい医療資材など大量破壊兵器の前に医療は余りにも非力でした。そして、さらに放射線障害の恐ろしさと、それに対して医学が全く無力であることを思い知らされたのです。
そして、そのことは今も変わりません。ある一定のレベルを超えて放射線を浴びると死を免れることは不可能です。それ以下のレベルでも放射線を浴びると、将来ガンになる確率は非常に高くなります。今の医学では、これらはどうすることもできません。そして、将来も
治療することができないのなら、予防すること。それが医師の務めと考える医師達が全国各地にいました。
1987年8月1~2日、東京において「核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者の集い」が開催されました。この集いには2千名以上の医師・歯科医師・医学者達の賛同の意思表示を背景に、294名の医師・医学者が参加しました。これが、全国的な医師・医学者のつどいの始まりです。
私たちは、国際法にも違反する非人道的兵器である核兵器の廃絶を求めていろいろな活動をしています。特に、私たちは住民の生命と健康を守る医師、歯科医師・医学者としての立場から核兵器に関して以下のことに重点をおいて運動しています。
「反核医師の会」申し合わせ事項
1. | 名称等 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会の名称は「核戦争に反対する医師の会」(略称は、「反核医師の会」)とする。 英文標記は"Physicians Against Nuclear War"(英文略称"PANW")とする。 事務局は、全国保険医団体連合会内に置く |
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2. | 本会の理念 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
すべての人々のいのちと健康を守るという医師の社会的責務および良心から、健康にとって最悪の敵である核戦争に反対し、核兵器廃絶の実現をめざして医師の声を結集する。さらに、被爆者医療に関ってきた医師として、再び被爆者を生み出さないよう人々に広く訴えていく。 |
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3. | 当面の活動課題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会の理念達成のために以下の事業をおこなう。
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4. | 会員(会の構成) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本会の理念に賛同する下記の団体・個人で構成する。 |
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5. | 役員および事務局 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本会の任務遂行のため、以下の役員および事務局を置く。
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6. | 会議の位置付け | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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7. | 本会事業の任務分担 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
会は活動内容に応じて、「国際部」「被曝者医療部」「広報・宣伝部」を設置し、また、特別プロジェクトを設置することができる。各常任世話人、世話人、会員は積極的に部活動にかかわる。 |
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8. | 財 政 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
当会の運営は会費、寄付、その他で運営する。会費は団体会費、個人会費、協力団体会費、賛助会費とする。
会計担当の事務局員を置き、担当者は、適時、運営委員会、任世話人会に報告する。 |
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9. | 申し合わせ事項の変更 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本申し合わせ事項の追加や変更などは、常任世話人会で検討し、全国大会で承認する。 |
付 則 | |
1) | この申し合わせ事項は、「第15回反核医師のつどい(2004年10月9~10日:札幌)」の各県代表者会議の確認のもと、2004年10月10日より実施する。 ・2005年10月22日 第1回全国世話人会で一部改訂、実施。 ・2008年11月22日 第4回全国世話人会で一部改訂、実施。 ・2010年 9月18日 第6回全国世話人会で一部改訂、実施。 ・2011年 4月24日 第7回全国世話人会で一部改訂、実施。 ・2015年 6月14日 第11回全国世話人会で一部改訂、実施。 ・2016年 6月12日 第12会全国世話人会で一部改定、実施。 |
2) | 「つどい」の正式名称は、「核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者のつどい」を正式名称にする。略称は「反核医師のつどい」とする。 |
3) | 第5.役員の第2項にある「ブロック」については、以下のように定める。 |
「反核医師の会」会費について
2004年10月10日
『反核医師につどい』各県代表者会議
2005年10月22日
反核医師の会第1回全国世話人会
2008年11月22日
反核医師の会第4回全国世話人会
2015年6月14日
反核医師の会第11回全国世話人会
1.会費は年会費とし、各会員の会費額は次の通りとする。
1) | 団体会員(各都道府県の反核医師の会などの団体) | 一口 | 10,000円 |
2) | 個人会員(医師・歯科医師、医学者) | 一口 | 10,000円 |
3) | 協力団体会員(全国団体) | 一口 | 50,000円 |
4) | 医歯学生会員 | 一口 | 1,000円 |
5) | 研修医(卒後2年まで) | 一口 | 3,000円 |
6) | 賛助会員( 2)以外の個人、団体など) | 一口 | 1,000円 |